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旧名「pikublogの舞台裏的別館」 ピクシブの企画関連話題がほぼ全て。 BL(ML)要素全開なので、閲覧注意。
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十三重(じゅうそう・かさね)
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まったり行く予定です。
各記事に警告しますがBL(同性愛)エログロ表現がまれに飛び出します。苦手な方はご注意願います。
ちなみに、ピクシブ同企画参加者は連絡無しでリンク張っていただいて結構です。見つけたらはり返します。
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fd7f40f4.png昨日はチャットお疲れ様でした。
左はお題の勝手に便乗ものです。



…さてと。
追記にて、暴走文章です。
幸崎さまには大体話した話。


・ネプヴォルネプ、BL、いやMLでR-15相当(多分)
・季節感全力無視。
・ヴォルフ一人称

…では、覚悟の上でどうぞ。

生ぬるい水の中で目を開けてみたら
網を張ったかのように水面がきらめいていた。

それをぼんやりと眺めながら、浮上していく体を感じる。
筋肉とかついたら浮かないんじゃなかったっけとは思ってたがまあ足がつく範囲だったはずだし…

「――っは」

空気のトコまでいって目一杯肺に空気を送り込む。
闇夜にただ一つ、正気を保てるぎりぎりの月が浮かんでいるのが妙に、恨めしくなった。


「んで…何しちょるんじゃ?」
不意に聞こえたのは、よくよく知ったうちの常連の声。
振り返れば、長身に色黒に頬に刺青とまあよく目立つパーツがそろったアイツの悪者笑顔が見えた。
夜では程よく溶け込んで、影法師になってるとかいってやんねえ。

「―ん? 何でお前がここにいるんだ?」
「偶然じゃよ偶然」

わざと質問に質問返してやったのに普通に返しやがって。
妙に腹が立って、腕で一発、尻尾でもう一発。
「ぬるっ!?」とか騒いでる間にさっさとあがって
ダメ押しで獣のときにやってるようにブルリとアイツのすぐそばで体を震わせてやってから
体重に物言わせたつーか現役ファイターなめんなよといった勢いでたおれこんでやった。

バランス崩して、二人もつれ合うように草のクッションの上に倒れこむ。
―一応俺が下になるように倒れたものの、いきなりそんなことをすれば…

「あおじ出来たらどうする気じゃ!」

ほら、やっぱりどなられた。

「んなもんできねえよ大丈夫大丈夫」
「おいちゃんそこまで丈夫じゃな…」

―煩いという言葉より先に口でふさいで。でもアイツは特に驚きもしないでちゃっかり受け入れてる。
…今は触れ合うだけ、と自分に言い聞かせながら

「ぐっしょぐしょだなあ、着替えとかあるのか?」

そっと唇を離して、にやり笑いながら言う。

「…あんたがやったことじゃろうに、しかし…ヴォルちゃんのはどこじゃ?」
「…そこ、あの木のとこに引っ掛けといた」

水を吸って垂れ下がる毛に覆われた俺の腕をあげてすぐそこの大木を指差す。
ああ、あそことアイツも金色の目を動かして確認したらしい。
…そして俺を狂わそうとするような、月の目がこっちを向く。


「なあ…」「…こんのか?」


返事はもう分かりきってるくせに。
もう一度俺から仕掛けて、喰らいついて。
湿気て、力なくした前髪を思いっきり乱すようにあいつの頭を捕らえて。
貪りあうよな口付けを、仕掛けたら返ってきたりして。
そっと目を開いたら、あいつの細められた目の奥にある目がやっぱり満月みたいに見えた。


……悪かったな、先走ってよ。




悪いのはもう私ですとも。すいませんでした。

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